
循環器病基幹医療施設
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循環器病基幹医療施設
循環器内科・心臓血管外科
埼玉病院は国立病院機構関東信越グループの循環器病基幹医療施設としての役割を担ってまいりました。このたび病院全棟の建て直しに伴い、最新鋭の心臓血管造影装置、画像診断装置、人工心肺装置、手術器材などを新たに導入しました。これまでよりさらに高度な先端的治療や、体への負担が少ない低侵襲の心臓血管治療が可能になりました。
- 心臓・血管に関するすべての疾患を取り扱います。主な疾患は急性心筋梗塞、狭心症、心不全、不整脈、弁膜症、大動脈解離、大動脈瘤、末梢血管疾患です。
- 循環器内科は昭和41年から診療を開始して以来、実績を積み上げてきました。世界基準のエビデンスに基づいた、複数の専門医による高い精度と確実性をもった検査・治療を行っています。重症症例では循環器内科と心臓血管外科合同で定期的な検討会を行い、緊密な協力関係のもと、治療方針を決定しています。
- 高解像度の心臓カテーテル検査装置(2台)、三次元で解析可能な心臓エコー装置、冠状動脈CT検査装置 (MDCT)、心臓核医学装置、心臓MRI装置、血管内超音波装置などの大型検査装置を完備しています。また大動脈バルーンポンプ、経皮的心肺補助装置、低侵襲心臓血管手術機材など、治療に必要な高度医療装置を完備しています。
- 平成31年に新病棟が完成しました。循環器疾患を担当する4B病棟は48床、CCU病棟は8床の合計56床を有しています。清潔で綺麗な病室で、患者さんのプライバシーにも配慮された快適な入院環境が整っています。希望の方には比較的低料金での個室も用意されています。
- 心臓病や大動脈疾患の特徴は救急患者として発症することです。当院は特定集中治療室CCUを有しています。循環器内科と心臓血管外科の医師で365日24時間常駐体制をとり、救急患者さんに対応しています。特に急性心筋梗塞に対しては、最善の治療とされるPCI(心臓カテーテル治療)を24時間いつでも行える体制をとっています。

心臓カテーテル検査・治療の風景

心臓カテーテル検査(操作)室

心臓血管外科の手術風景①(低侵襲弁膜症手術)

心臓血管外科の手術風景②(心拍動下僧帽弁形成術)

CCU:急性心筋梗塞の患者さんや心臓カテーテル治療後、または心臓血管外科手術後に入室します。

CCUのスタッフミーティング風景:心優しい看護スタッフが勤務しています。

晴天の日、病棟西側からは富士山が見えます。
脳神経内科・脳神経外科
- 脳血管障害、神経変性疾患、神経筋疾患、脳腫瘍、頭部外傷などに対する検査、治療を担当しています。
- 他病院や診療所との連携を大切にして、緊急や紹介の患者さんの受け入れを積極的に行っています。治療により病状の安定した方は、紹介元や適切な施設に転院していただき、当院は脳神経疾患急性期(発病して間もない時期)の患者さんを中心に高度な治療を行っています。