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臨床研修医募集案内
放射線科プログラム
プログラムの目的
放射線科学全般にわたる基礎研修が、できるだけ達成され得るように考慮されている。放射線科臨床医としての診断・治療・核医学の基礎を学び、指導医のもとに実習を行う。
プログラム指導者と協力施設
診療科責任者
・山下 昌次: | 放射線治療・核医学検査 (日本医学放射線学会専門医) (日本核医学会認定医) (放射線腫瘍学認定医) (日本気管支学認定医) |
・小南 公人: | 放射線診断学 (日本医学放射線学会専門医) |
協力施設
・慶應義塾大学病院
研修内容
1)放射線治療
- 放射線物理学、放射線生物学の基本
放射線治療の原理
放射線の線質、線量の分布、照射技術
悪性腫瘍の生物学的性質 - 腫瘍学の基本
各種悪性腫瘍の進展形式や予後
放射線治療の役割 - 腫瘍の広がりの診断
患者さんの診察(問診、視診、触診、聴打診など)
各種画像診断の適応と読影
TNM分類、病期分類 - 放射線治療の適応と副作用
外照射、組織内照射、腔内照射の適応と治療計画
術前、術後照射の適応 - 化学療法の適応と副作用
各種化学療法剤の特徴と使用上の注意
副作用の防止と対処法 - 患者管理
全身状態の評価
コミュニケ-ション、説明、指導など面接の仕方
他科との協力
2)核医学
- 放射性同位元素の性質
物理学的、生理学的性質
放射性医薬品の特徴と体内動態 - 核医学検査の適応と診断
原理、適応、診断方法
他の検査結果と合わせた総合診断 - 核医学検査技術
撮影機器の種類と特徴(SPECT等)
核医学デ-タ処理の実際 - 骨塩定量
原理、適応、診断 - 放射性物質の安全な取り扱い
放射線防護
安全管理体制
事故時の対応
3) 放射線診断
- 消化管検査
上部消化管バリウム検査の習得 - CT検査
体部を中心とするCT読影の習得 - 超音波検査
腹部実質臓器を中心とする超音波検査(産科および循環器超音波検査を除く)の習得 - 血管造影検査(含interventional radiology)
診断造影、TAE, PTA等の見学 - MRI検査
体部を中心とするMRI読影の習得
勤務時間など
勤務時間は午前8時30分から午後5時までであるが、診断業務ではその後写真の読影時間分延長される。病棟勤務では患者の重症度によって延長される。また、カンファレンス等で変更される場合がある。
教育に関連する行事
1)標準的な週間スケジュール
- 放射線治療・核医学
07:30~10:30 10:30~12:00 12:00~13:00 13:00~17:00 月 病棟勤務
核医学検査外来 外来
リニアック勤務火 病棟勤務
核医学検査外来 外来
リニアック勤務水 病棟勤務
核医学検査外来 外来
リニアック勤務木 病棟勤務
核医学検査外来 外来
リニアック勤務金 病棟勤務
核医学検査外来 外来
リニアック勤務 - 放射線診断
07:30~12:00 12:00~13:00 13:00~17:00 月 モーニング 各放射線
カンファレンス 画像診断検査各放射線
画像診断検査火 各放射線
画像診断検査各放射線
画像診断検査水 各放射線
画像診断検査各放射線
画像診断検査木 各放射線
画像診断検査各放射線
画像診断検査金 各放射線
画像診断検査各放射線
画像診断検査 - 定期的に行われる教育関連行事
<院内>
合同カンファレンス;第2木曜午後7時~8時
<院外>
放射線診療研究会(核医学);第3月曜日午後6時~8時
放射線治療談話会;第3水曜日午後6時~8時
東京アンギオIVR会カンファレンス;第2木曜日午後6時30分~9時
東京レントゲンカンファレンス;第4木曜日午後6時30分~9時
指導体制
1.放射線治療
外来: | 外来診療を見学した治療方針、放射線照射計画などを、担当医より指導を受ける。 |
病棟: | 患者を医長とともに研修医が受け持ち、診断、治療、患者管理などの実際を経験する。 |
2.核医学
指導医と研修医のマンツ-マン体制で、アイソト-プの投与から診断までの指導を受ける。
3.放射線診断
消化管検査、CT、超音波検査、MRI等を指導医と伴に実際に行い、読影の指導を受け、レポ-トを作製する。レポ-トは指導医がチェックする。