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形成外科(小児の形成外科手術)

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形成外科

小児の形成外科手術

形成外科で主に扱っている疾患は合多指(趾)症、耳介変形、副耳、耳瘻孔、さかさ睫毛 、でべそ、皮膚腫瘍などがあります。
当院は小児医療に注力しており、小さなお子様でも安全に手術を受けることができます。

【合多指(趾)症】

合多指(趾)症とは生まれつき指と指の間がくっついている、指と指の間が浅い、足の指が1本多い、などの先天異常のことです。一般的な治療法として、くっついている部分を分離し、皮膚が足りないところへ、くるぶしなどから皮膚を採取し移植する、皮膚移植術を行うことが多いです。皮膚移植をする際にはくるぶしの傷は可能な限り小さくなるように努力しています。

皮膚移植を必要としない合趾症手術 術前

合趾症手術 術前

皮膚移植を必要としない合趾症手術 術後

 合趾症手術 術後



【副耳】

副耳(ふくじ)とは生まれつき耳の周りに余分な隆起が発生している状態で、丘のように軽く盛り上がっているだけの場合もあれば、角のようにとがっていたり、小さなちょうちんのようになっていたり、かたちは様々です。発生頻度は1.5%とされ 1)、ほとんどが機能的な異常はありません。外国ではそのままにする場合もあるようですが、日本では幼少期に切除することがほとんどです。切除方法として、糸で縛る方法もありますが、副耳の内部には軟骨が入っていることが多いので、手術で確実に軟骨を切除することをお勧めします。手術時期は特に決まっていませんが、子供の記憶に残らないうちに切除することを希望される方が多いです。当院では1歳前後に手術を行っています。

出典:1)一般社団法人 日本形成外科学会
    (https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/mimi/fukuji.html

副耳 術前

副耳 術前

副耳 術後

副耳 術後



【耳瘻孔】

生まれつき耳の周囲に小さな穴が開いて、その下方に管(または袋状)があり、その管の先端は耳介軟骨で終わっているものを言います。これは耳を形成する時の異常により生じたものと言われています。耳の異常の中ではかなり頻度の高い疾患の1つです。
この状態で一生経過することもありますが、この小さい穴から細菌が入って感染を繰り返す場合もあります。一度感染を起こすと、その腫脹したところを切開して膿を出したり、抗生剤を内服するなどの治療が必要になります。慢性化すると耳前部や耳後部に膿瘍(不良肉芽)がみられることがあります。また、耳瘻孔のある方の顔面が感染により腫れたりすることもあります。腫れを繰り返すようなら摘出したほうが良いと思います。


出典:一般社団法人 日本形成外科学会
   (https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/mimi/jiroko.html

【臍ヘルニア(臍突出症)】

いわゆる「でべそ」といわれているもので、突出している部分の中には腸が入っていることもあります。2-3歳ごろまでは、周囲の筋肉の発達とともに自然治癒する可能性があるので、経過を見ていく必要があります。手術時期は2-3歳以降であれば特に決まっていませんが、当院では集団生活で他人に指摘されやすい小学校前までに行うことをお勧めしています。

臍ヘルニア(臍突出症) 術前

臍ヘルニア(臍突出症) 術後



【皮膚腫瘍】

お子さんに多い皮膚腫瘍には色素性母斑(ほくろ)、石灰化上皮腫、デルモイドシスト、脂腺母斑、表皮母斑などがあります。大人になれば日帰りの手術で切除が可能になることも多いのですが、子供のころに手術を終えていれば(特に2,3歳まで)物心がつく頃にはすでに忘れているメリットがあります。