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呼吸器外科(胸腔鏡手術(内視鏡手術)))

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呼吸器外科

診療方針~肺がん

以下に原発性肺癌について、当科の方針や治療の特徴などお示しします。

肺がんは、肺の細胞を母地として発生する原発性肺癌と、他臓器の癌が肺に転移してくる転移性肺癌に大別されます。特に断りがない時は原発性肺癌に関する記述です。

肺がんの治療指針

肺がん治療では唯一、治る(医学的には『治癒』と言います)治療が外科治療です。折角、手術を実施できる基準にあるのに、持病のために、あるいは術後の状態を過度に危惧して、手術を断念してしまっては、戦わずしてがんに敗北を宣言する、つまり死を覚悟することに等しいとも言えます。

肺がんの治療方針は、世界的におおむね合意された判断基準があります。当科でも、基本的にはそれに従って治療法を選択します。この判断基準は、常に検証され続けており、新しい治療や薬剤の登場で変わることも少なくありません。最新の情報については担当医とご相談いただきたく存じます。

【外科治療に関する基本方針】

可能であれば全ての方が、手術を受けられるように、例えリスク(危険性)は高くても、病状や体力が許す限り、手術を実施できるよう努力いたしております。患者ご本人とご家族が治療に対する危険を充分覚悟して下さるなら、私共もそれにお応えしていかなければならないと考えております。手術がご希望ならあきらめずにご相談ください。

もちろん、危険を冒すには、あまりに無理があるようなケース、倫理的・論理的に問題があるケースでは、手術をお断り、あるいは他の治療をお勧めしております。

【外科治療以外の治療との組み合わせについて

抗がん剤や放射線治療などとの組み合わせ治療については、従来より様々な意見があり、またその有用性については繰り返し議論が行われております。治療効果が最も高い最善の治療法をお勧めすることが原則ですが、個別のケースについては担当医とご相談ください。抗がん剤や放射線治療など手術以外の治療は、当院呼吸器内科や放射線治療科と共同で治療を進めています。

【非浸潤腺癌の治療方針】

非浸潤性腺癌(以前は限局型細気管支肺胞上皮癌と呼ばれていました)は、CT検査で、スリガラス陰影(GGO、Grand Glass Opacityなどと略されています)と呼ばれる所見で発見される、初期の肺がんの一つです。このタイプの肺がんにつきましては、術式や治療方針などについて、現在もまだ、専門医の間で様々な意見が出ております。現実問題として、医療現場で個々に手術内容や治療方針などについて判断せざるを得ません。非浸潤性肺腺癌につきましては、画像所見や経過、大きさや場所などを勘案して、ケースバイケースで判断しています。

【肺がんに対する胸腔鏡手術

当科は胸腔鏡手術の実施率が高いことが特徴で、肺がんに対する胸腔鏡手術を積極的に推進しております。時間をかけてもできない手術は別として、時間をかければできるなら胸腔鏡手術を遂行する方針です。胸腔鏡手術の実施方針などは別のページもご覧ください。

【術後入院期間の見込み】

標準手術とされる肺葉切除と縦隔郭清を行った場合、胸腔鏡手術では、術後4-5日、開胸手術では6-8日です。