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呼吸器外科(研修・見学案内(当科で研修する理由))

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呼吸器外科

当科で研修するいくつかの理由

ここでは、消化器外科や心臓外科ではなくて、呼吸器外科と言う診療科で研修する理由、○○センターや××大学でなく、埼玉病院で研修する理由、埼玉病院AA科やBB科でなく、呼吸器外科で研修する理由、に分けて、研修のメリットを列挙しました。あくまで個人の意見であり、自画自賛もあるかもしれませんが、当科研修責任者の正直な気持ちです。

研修先としての呼吸器外科の特徴

全国で活躍中の呼吸器外科医に聞いてみたところ、実は多くの人が呼吸器外科志望ではなかったそうで驚きました。他の診療科から転向した人も少なくありません。呼吸器外科をやってみると面白かったとか、たまたま呼吸器外科の担当者がいなかったからとか。かく言う私も、呼吸器外科志望ではありませんでした。一度体験すると結構「ハマる」領域です。

呼吸器外科は、隠れた『絶滅危惧』科です。試しにあなたが住んでいる地域(都道府県)に、どれだけの呼吸器外科専門医がいるのか、インターネットで調べてみて下さい。東京や大阪などを除けば、数名から十数名です。(この数が如何に少ないかは、循環器専門医を同じ地域で調べて比較してみるといいでしょう。)

体験しないとわからない魅力があるのに、体験する機会は減っている。これでは呼吸器外科の担い手はどんどん減って、呼吸器外科自体の将来が危ない。当科の研修案内ではありますが、まず、診療科としての呼吸器外科の魅力から始める必要がありそうです。

学会もようやく危機感を抱き始めたのでしょう。最近は日本呼吸器外科学会のホームページにも、呼吸器外科の魅力を訴える、似たようなページができています。呼吸器外科学会では毎年夏にサマースクールと称した医学生向けの体験会も企画・実施しています。好評とのことで、学会も少ない予算の中からお金を奮発しているようです。興味がある人は参加して見て下さい。

●呼吸器外科にも技術レベルに応じた様々な手術があります

呼吸器外科では肺切除術しかなくバリエーションが少ないと思っていませんか?違います。呼吸器外科の手術は何年も経験を積んだ上で初めてできるような手術から、研修医のレベルでも実施できる手術まで色々です。同じ手術でも開胸方法が違えば難しさも何倍も違うし、肺だけ切れればできるというほど簡単な世界でもありません。

●呼吸器外科は肺を切るだけではありません

呼吸器外科では、胸郭や縦隔の手術も行います。ここには体幹に備えるべき全ての臓器があり、気道や肺の手術だけでなく、多種多様の臓器の手術法について知らなければいけません。心臓・血管(肺動静脈も心臓の血管です)の切除や縫合再建、胸郭などの骨格の切除再建、神経やリンパ管の病気も扱います。自己免疫疾患である重症筋無力症に対する胸腺摘除から、多汗症や跛行にたいする交感神経切除まで「呼吸器」と関係ない手術も実はたくさんあります。人工心肺を使った手術から、頸部や腋窩のリンパ節生検、気管切開や胸腔ドレナージなど局麻の手術まで何でもありです。

●意外と早くマスターできる

誰がやっても難しい手術は、どの領域にもあります。でも、普段の手術は、ほとんど定型的なもの。しかも、呼吸器外科ではいつも肺を取る手術ばかり。肺切除は何種類もありますが、基本は同じで、処理する血管や気管支が少し違うだけ。一通りの手術なら、比較的早く習得でき2-3年でマスターする人も少なくありません。1年生から主治医となり、全身麻酔手術の執刀医となり、術後も外来も自分で診られるという疾患もあります。外科領域では、比較的独り立ちが早い診療部門です。心臓外科や脳外科ではそうはいかないと思うのですが…。

●呼吸器外科では手術手技以外の知識や技術もたくさん学べます

呼吸器外科は手術手技だけでなく、レントゲンをはじめとした画像診断は当然のこと、気管支鏡などの検査手技も、組織診断や細胞診などの病理学的な知識や技術、遺伝子治療、医用工学、発生学や肺循環などなど、座学も含めて大変広い範囲で学べます。もちろん全てを熟知する必要はなく、必要な領域を、あるいは興味のある領域を外科と絡めて学べば、普通は十分です。物理学的なアプローチ、化学的なアプローチあるいは疫学的なアプローチが必要なものなど、どのような領域からも勉強できます。物理がわからなくても、生物で大学受験しなかった人も『ぜんぜんOK』。手術がうまければ当然として、うまくなくてもそれなりに活躍の場があるところが呼吸器外科のよいところです。内科医や放射線科医顔負けの知識豊富な呼吸器外科医もたくさんいます。

●腫瘍学についてじっくり学べます

多彩な疾患を扱うことも事実ですが、業務の主力はやはり肺癌治療です。肺癌と言う癌腫については、かなり突っ込んで勉強することになるでしょう。消化器外科で食道癌、胃癌、大腸癌、肛門癌、肝臓癌、膵臓癌、乳頭部癌など次々習ってどれだけ習得できましたか?一つの癌種に集中できるのは呼吸器外科か乳腺外科くらいです。
最新の抗がん剤治療や分子標的治療、放射線治療などは、外科医であっても当然知っておくべき知識であり、時には実践する必要もあります。腫瘍学をじっくり学べる環境は、特に初学者には有難いはずです。

●呼吸器外科は超多忙ではありません

機能不全の臓器を修復する手術は呼吸器外科には多くありません。手術患者の多くは、無症状で一見元気そうな人たちばかり。すでに呼吸不全にある人を手術することは、まず、ありません。術後が順調に経過すれば、徹夜で管理したり、患者から目が離せない状況と言うのことはなく、力が余っている若い先生なら退屈するほど、病棟でのルーチンワークはシンプルです。

●呼吸器外科は3K職場ではありません

キツイ、キタナイ、キケンどれも呼吸器外科の仕事には無縁です。もちろん手術をたくさんすればするほど忙しく、キツイかもしれませんが、それはどの世界でも一緒。そもそもキタナイ職場ではありません。清潔が旨であり、閉鎖式ドレーンに「キタナイ」イメージはふさわしくありません。手術中にキタナイものがでてきたら、それはそれで大変な事態です。出血でさえ、少量計測不能の手術が当たり前の時代になりつつあるのが呼吸器外科で、仕事がきちんと行われていれば、結構、楽ができるところです。

●呼吸器外科はポストが余っています

肺癌など呼吸器外科が取り扱う疾患が急速に増加しているのは御承知のとおりですが、呼吸器外科医は逆に減りつづけており、団塊の世代が退職した後は、さらに、呼吸器外科医不足が加速する見込みです。呼吸器外科医がわずか2-3名と言う大学病院もあれば、一県に専門医が数名しかいない地域もあります。今だって、ちょっと手術ができれば引く手あまた、あなたが一人前になるころには良いポストが選びたい放題、となっていることでしょう。特に胸腔鏡手術など新しい技術を身に付けた、若い力が渇望されています。(大げさではありません。医師不足の埼玉県では、大病院の呼吸器外科部長職でさえ、後継者探しに苦労しています。)

●呼吸器外科は大病院にしかありません

呼吸器外科は消化器外科に比べ、手術の絶対件数が少ない(つまり入院患者数が少ない)割に、1件あたりの手術時間もマンパワーも必要なため、中小規模の病院ではペイできません。規模の大きい大病院や公的病院にしか開設できないのです。大病院には、周辺診療科も充実しています。このような環境で働くことができるということは、大きなメリットです。開業医志向なら別ですが、勤務医として大病院で働きたいなら、呼吸器外科は良い選択肢です。

●呼吸器外科は呼吸器内科の仕事はしません

呼吸器外科と呼吸器内科の仕事は、国際的な基準により、明確に分業化が進んでいます。特に近年は肺癌の化学療法が呼吸器内科医によって急速に発展して、「癌の化学療法は外科医がやる」という考えはもうありません。もちろん興味を持って非手術治療を勉強することは大事ですが、普段の仕事では手術や観血的治療とその周辺の研鑽に集中できます。

●呼吸器外科医は紳士的です

分業が進み、基幹病院に所属して、手術に専念する立場ですので、初診は多くの場合、開業の先生方や呼吸器内科をはじめ他の診療科の先生方です。呼吸器外科は、これらの先生方からの患者紹介あって初めて仕事ができる立場ですから、高慢ではやっていけません。呼吸器外科医は他の外科系医師に比べ大変物静かで謙虚な態度の方が多く、学会での討論なども極めて紳士的です(あくまで個人の印象ですが…)。学会などでは意見の相違があることが普通ですが、討論が終われば、大人同士のお付き合い。外科医同士が(少なくとも表だって)罵り合ったり、喧嘩しているところを見たことはありません。

●呼吸器外科は学閥の垣根がありません

呼吸器外科医が不足しているので、学閥依存の人事では成り立たないこともありますが、実力主義が全体に貫かれており、有名大学や有名施設の出身でなくても、よい仕事をする人が評価される、ある意味、健全な業界です。施設間の交流も多く、サッカー、テニス、ダイビングにスキーやゴルフなど業務外での交流行事も目立ちます。専門医自体の数も少ないため、すぐに知り合いができ、施設を超えて、そして上下の世代間を越えて交流ができる世界です。

研修先としての当院の特徴

研修先として見た当院特有の特徴を挙げてみます。当院では毎年10名超の初期研修医を採用しており、研修先としては隠れた人気施設のようです。見学希望者も多いです。病院施設は、2011年に稼働を始めたばかりの、まだ新しい病棟ですが、さらにその隣に新新棟を建設する予定です。都心ではありませんが、道路を挟んで東京23区に隣接しており、東京西部の多摩地区あたりよりも、都心に近い場所です。旧陸軍の軍用地であった周辺の国有地は広大で、緑が多く残されています。交通の要衝でもあり、大変便利なところです。生活上の不便は何もないでしょう。

●特定疾患の専門病院でなく、なんでも広く学べる

当院は研修指定病院であり、最前線の臨床病院であり、がん拠点病院であり、救急指定病院であり、そして災害拠点病院でもあります。呼吸器外科医として知っておくべき、あらゆる疾患と対処法を学ぶことができます。法律で規制がある特殊な感染症を除き、どのような疾患も取り扱えますので、先天性奇形から感染症、最先端のがん治療まで何でもありです。

呼吸器外科には伝統的に結核専門病院やがん専門病院など特定疾患に特化した基幹病院が少なからずあります。また一部の大学病院などでは、今なお胸腔鏡手術に否定的な考えを持っていたり、自然気胸など医学研究の対象とならない疾患には対応しないこともあります。これらの施設では高度な医療や知識が学べる半面、外科医としての技術や知識にアンバランスができたり、、応用力のない(手術手技より)業績本位の外科医となったりしかねません。移植など一部の医療を除いて、今や大学病院でなければ実践できない医療はなく、幅広く学ぶには当院の環境は最適です。

●経営的に安定し、より良い医療を実践できる

今日、病院の経営と診療活動は不可分です。当院は経営的に大変良好な状態にあり、野放図ではありませんが、必要な機材を必要量使える環境にあります。外からは見えにくいことですが、大変重要なことです。

世の中には、1回の手術で使える器械の数や機材を制限している医療機関もあるそうです。そのような施設では、窮屈な医療活動を強いられることになり、誰のための手術をしているのか、いろいろ辛い思い巡らせることになるでしょう。当院でも経済的な無駄には厳しい指導はありますが、良い医療の実践のためには投資を惜しまない方針であり、経営が安定している余裕の成せる業です。

●国立病院機構の一員で、機構のネットワーク機能を使える

旧国立病院であり、現在は中期目標管理型独立行政法人国立病院機構の関東甲信越ブロックの一病院というのが、当院の位置づけです。旧国立病院としての遺産もありますが、全国140病院、55000床を超える病院のネットワークの力は強大です。独自の学会や機構内での共同研究を行っており、文献検索なども機構全体として契約したものが使えます。

●埼玉県と東京都の境界に広大な敷地をもち、とにかく便利で富士山が見える

所在は埼玉県ですが、東京(練馬区、板橋区)との県境にあり、生活するうえでは大変便利なところです。実際、同じ国立病院機構の東京病院や災害医療センターより、東京都心に近い場所です。東京駅まで直線で16km、大宮駅まで15kmほど、都庁に11km、埼玉県庁には9kmです。

交通の要所で、最寄りの駅からは東京メトロ有楽町線、副都心線、東武東上線が利用可能で、池袋駅まで10分です。北は埼玉県内から、南は都内へ、有楽町から新木場方面と、新宿・渋谷から横浜中華街までの両方面に乗り換えなしで行き来できます。学会や研究会への出席も大変楽で、関東圏内どちらの地域で行われている研究会やセミナーなどにも日帰り参加可能です。

道路事情も良好です。環状8号線の延長にあたる笹目通と川越街道が交差する地点に所在し、高速道路の外環道和光インターチェンジからわずか1km、関越道の入口へも首都高速へも、およそ3kmです。病院を境に、都内方面には電車を使って都心のどこへでも行けますし、反対側の埼玉県側には、クルマで買い物に行ける郊外型店舗も多数あって、『クルマが必需』のライフスタイルでも便利に生活できます。

院内には広い駐車場があります。駐車場利用料は格安で車通勤が可能です。都心側からなら、朝夕の交通渋滞・通勤ラッシュとは逆方向の通勤経路となり、通勤のストレスから解放されます。

周辺には東京近郊には珍しく広大な緑地が残っています。広い公園も多く、子育て世代には最適な環境です。陸軍用地(陸軍予科士官学校跡地)の名残もあってか、桜が多く植えられており、周辺の道路は春になると文字通り桜吹雪が舞います。病院の北側には有名な理化学研究所の本部となる研究所施設があります。

地勢的には、朝霞台という豊島台、本郷台など8つの台地からなる武蔵野台地の一つである台地の、地盤の固い小高い土地に病院は立ち、震災や水害には強い土地柄のようです。2011年の震災では、建物はかなり揺れましたが、ほとんど無傷でした。6階建てと高層ビルではありませんが、南には新宿・池袋の高層ビルが、西には富士山が眺望できます。

●病院規模の拡大中である

埼玉県の病床不足を改善するため、当院は2017年(予定)に550床の病院に拡張されます。現病棟も2011年に運用開始されたばかりで、まだ新しく設備機器もこの際に更新・新調されたものがほとんどですが、病床増に合わせて院内設備も診療科も今後新設・拡張・更新される予定です。常勤医師も増員のため募集中です。

広い敷地内には看護大学のほか、公立保育所が誘致されており、今後さらに医療・保健施設の誘致が計画されています。

院内にも病院職員専用の保育所があり、子育て世代なら重宝するでしょう。

また敷地内に職員住宅となる住宅が毎年のように新築されており、旧来のレジデント官舎を思うと、単身赴任者には十分すぎる豪華さです。(この住宅については民間に管理委託されています)

●(病院規模に比べ)医師やメディカルスタッフが多い

病床規模に比して医師は多いです。放射線科医、病理医、麻酔科医など大病院でも確保に苦労している診療科の医師も常勤で多数います。当院では放射線科医が治療部も含めて数名、病理医は2名、麻酔科医に至っては二十名以上が常勤しています。当院を訪れた医師はみんな驚きます。増床に備え、今後も増員見込みで、新しい診療科もさらに開設される予定です。

技師・薬剤師なども(おそらく皆さんの想像以上に)たくさん在籍しています。看護師不足など他人事。プラクティショナルナースもおり、メディカルアシスタントが事務書類を作成してくれます。診断書書きや症例登録などに時間を取られることは当院では昔話です。スタッフはみんな働き者で国立病院時代の「公務員感覚」の人は、今はもういません。当院で一番仕事していないのは医師かもしれません。

研修先としての当科の特徴

設立されたばかりなので、まだ当科の手術実績は決して多くはありませんが、スタッフは皆、臨床医として大変豊富な経験を持っております。卒後初期研修は、当院の臨床研修制度に則って採用される必要がありますが、その他の研修(後期研修や、専門医研修、心臓外科や救急部、呼吸器内科など他の診療科からの呼吸器外科研修、そして専門医取得後の研修など)については、採用について随時検討いたしますのでご相談ください。

埼玉病院呼吸器外科としての診療実績自体は多くないとはいえ、スタッフの名前などで過去の研究実績など検索されれば、私たちがどのような仕事をしてきたか、推察がつくでしょう。医学書店が近くにあるなら、専門医のためのKnock&Pitfall呼吸器外科の巻頭部分をご覧ください。当科部長が執筆した項があります。真面目なテキストですが、部長の人間性や考え方が垣間見えるものになっていますので、立ち読みでもいいので、読んでみてください。

●最先端の胸腔鏡手術を学べます

当科の胸腔鏡手術は、国内でも先端的技術を駆使して行われています。ほとんどの手術が、胸腔鏡手術のやり方として最も難易度の高い完全鏡視下手術で行われています。内視鏡手術であっても郭清手技には妥協していません。学会のビデオライブラリーでも見てください。当科の手術は、日本呼吸器外科学会や日本外科学会のビデオライブラリーに複数登録されています。気道再建を伴うような胸腔鏡手術は当科が先鞭をつけた技術です。

●呼吸器外科医としてのジェネラリスト育成を目指します

最先端の技術を学ぶことはもちろん、呼吸器外科が扱うべき疾患を広く学び、応用力のあるジェネラリストを育成します。若いうちに、がん治療に特化専念してしまうと、たいへん偏ったいわゆる「専門バカ」になってしまいます。感染症や気漏などの呼吸器外科的対処法を知らずに、特定疾患の専門に進むことはお勧めしません。典型的肺癌手術を「毎日毎日、繰り返す」ことも大切な仕事ですが、若いうちは色々な治療手段を身につけておくべきです。そのための研修制度です。いきなりたくさん経験して持て余すより、少数でも、一例一例深く突き詰めて行く方が、初学者には重要です。「毎日毎日、同じ手術を繰り返して」いれば、その手術をその施設で時には早くできるようになるかもしれませんが、他の施設へ移動したら上手くできません。やり方や、前立(第一助手)が変わったら「その手術」も上手くできなくなるはずです。そういう外科医をたくさん見てきました。当科では多少時間がかかっても、より応用力のある、普遍的な手技・知識を学ぶよう指導します。

●常に新しい技術や疑問に挑戦しています

最近、開発した新しい検査技術は、気胸の空気漏れをCTで画像にする方法です。おそらく他に例を見ないモノでしょう。関西の呼吸器内科の先生が書いている有名なブログで、「大変素晴らしい」と賞賛されているのを見て大変嬉しく思いました。それはともかく、日常診療で感じる疑問やこうすればと思える改善方法がないか、いつも考えながら診療しています。外科医であっても科学者であることを大切にしています。

●国立病院機構の共同研究に参加しています

がん専門病院や歴史のある大学病院に比べれば、過去の治療実績は少なく、単独ではまだ、大規模臨床試験のようなデータ量で見出すべき知見を得ることは難しいです。幸い全国140病院余、55000床規模の国立病院機構は、機構内で肺癌などの共同研究を行っており、当科も参加しています。希望があればこのネットワーク内で研究計画を立て、リーダーとして研究を実施することもできます。大学病院ではありませんが、科研費申請も可能です。

●各種資格取得のための研修病院に認定されています

呼吸器外科専門医をはじめ、呼吸器外科が必要あるいは取得できる資格のため、各種機関から認定を受けています。当科で資格を取得できることは当然として、他院から例え短期の研修として赴任しても、当科での研修期間は無駄になりません。

●麻酔科・心臓血管外科をはじめ関連診療科が充実しています

呼吸器外科があるのに心臓外科がない病院は珍しくありません。大きな病院なのに麻酔科医はバイトだったりします。17時以降は麻酔科医は帰宅するので、自家麻酔する施設もあるそうです。直接介助(器械出し)の看護師がつかない手術場もあるそうです。病理医や放射線科医がいない病院はザラにあり、いるとしても、どこも人手不足状態でしょう。当科で呼吸器外科手術をするにあたって、他の施設から、何かの誰かの助けを必要とすることはありません。呼吸器外科医にとって特に心臓外科医と麻酔科医の充実は本当に助かります。いずれかがいない施設ではとても恐ろしくて、手術をする気にはなれません。

●埼玉県内や都内の研究会に参加しています

埼玉・東京の県境にある当院のロケーションも研修には好都合です。埼玉県内の呼吸器関係の研究会の多くで幹事などを務めており、毎月のように何らかの研究会が開催され、勉強の機会には事欠きません。都内の研究会は、大学ごとの閉鎖的な研究会が多いのですが、オープンな研究会には参加しています。関東圏内での地方会や学会総会は、ほとんどが日帰り圏内で、業務の合間に参加することもでき便利です。

●埼玉県内の呼吸器外科では学閥の影響を受けません

埼玉県内には国立大学医学部がないためか、少なくとも呼吸器外科領域には旧態依然の学閥のようなものはありません。横のつながりも大事にされており、主要施設の医師同士とすぐに顔馴染みになれ、交流も盛んです。研究会もオープンなものが多く、頻繁に開催されています。出身大学で仕事に影響が出るような地域ではありません。

●時間的に余裕があります

業務は目が回るほどの忙しさもなく、土日休日は原則休診です。もちろん、大事にあたっては、夜を徹し、休みを返上してでも仕事をすることはありますが、座学や趣味に時間をある程度割くことが、充分可能な環境にあります。

最後までご覧いただき有難うございます。いかがでしょうか。中央区や港区じゃないとダメとか、田舎の家族が知ってる有名病院じゃないとダメとか、芸能人に会えなきゃダメとか、どうしても『さいたま』と言う名前がイヤとか、1000床未満の病院はイヤとか、そういう類のご要望には応えられませんが、このページをご覧になって、埼玉病院呼吸器外科に少しでも興味を持っていただけたとしたら、大変嬉しく思います。毎年、多くの先生方からお問い合わせをいただいております。研修に関することは、どうぞ遠慮なく当院担当事務か当科医師までお問い合わせください。