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泌尿器科
当院での尿路結石治療方針について(ESWL治療終了のお知らせ)
当院では尿路結石に対し、ESWL(体外衝撃波破結石破砕術)を治療選択肢のひとつとして施行してきました。ESWLは内視鏡手術に比較して侵襲の低い治療ですが、それだけで治療完結できない尿路結石にもしばしば遭遇します。一方、内視鏡手術は、近年の尿管鏡およびレーザー破砕機の性能向上に伴い、ESWLよりも確実に結石破砕が可能になると共に合併症も減少しています。このことから、当院では平成25年頃より尿路結石治療において、「より安全で、より確実な治療」を目標として、内視鏡手術を中心とした治療を実施してきました。症例数の推移については下表をご参照ください。尿路結石診療ガイドライン(2013年)においてもその適応については担保されています。
平成 | 22年 | 23年 | 24年 | 25年 | 26年 | 27年 | 28年 | 29年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TUL | 11 | 15 | 9 | 36 | 55 | 50 | 68 | 91 |
PNL | 1 | 1 | 6 | 4 | 2 | 6 | 7 | 5 |
ESWL | 63 | 45 | 45 | 36 | 18 | 8 | 11 | 15 |
上記の状況から当院における今後のESWL装置の運用を慎重に検討した結果、平成30年5月末日をもって治療を終了することといたしました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
内視鏡による結石治療については今後も積極的に実施していく方針です。大変申し訳ありませんが、ESWL治療希望の患者さんにつきましては他実施施設への受診をお願いいたします。
ご質問等ございましたら、当院泌尿器科外来までご連絡ください。