診療科・部門紹介
栄養管理室
概要
栄養管理室は、患者さんの病態に応じた入院中の食事提供、栄養食事指導を中心とする栄養管理の実施と、外来通院する患者さんに栄養食事指導を通した継続的な栄養サポートを行っています。
栄養管理室理念
-
●
医療を担う一員として、高い意識を持ち、最善の栄養管理を実践する
基本方針
-
1
衛生管理の行き届いた、安心・安全な食事を提供する
-
2
心のこもった美味しい食事を提供する
-
3
患者さんの立場に立ち、共に考え、効果的な栄養食事指導を実践する
-
4
他職種と協働し、根拠に基づいた最善の栄養管理を実践する
栄養管理室スタッフ
-
管理栄養士
(11名)栄養管理室長 1名 副栄養管理室長 1名 主任栄養士 2名 係員 7名 事務員
(1名)一般事務員 給食委託職員
(約60名)管理栄養士、栄養士、調理師、
その他
入院中の食事
入院中の食事は、特別な制限のない「一般食」と、各病態に応じた「特別食」があります。いずれも担当医の指示により、患者さんに適した食事を提供しています。
食事の種類 | 一般食 | 常食、全粥食、分粥食、流動食、産科食(出産祝膳・産後食)、小児食など |
---|---|---|
特別食 | エネルギーコントロール食、たんぱく質コントロール食、脂質コントロール食、消化管術後食、潰瘍食など | |
その他 | 形態調整食(摂食嚥下に配慮した食事)、濃厚流動食、ミルクなど |
(備考)
1. 義歯などで硬いものが食べられない場合は、軟らかい食事に変更することができますので、担当医または看護師、管理栄養士へお申し出ください。
2. 治療による食欲不振やお困りのことがある場合は、患者さん個々の症状に応じて管理栄養士が食事内容を調整いたします。ご遠慮なく、相談してください。
食事サービスについて
・朝食のみパン食(洋食)を選択できます。(※対象外食種あり)
・主食を発芽玄米、パン、めんに変更することができます。(※対象外食種あり)
・週に1度、一部の食種を対象に特別メニューを提供しています。(有料)
・季節の行事食や、小児科では月に1度、お楽しみディナーを提供しています。
・出産祝膳は、和食と洋食からお好みの食事を選択いただけます。
-
出産祝膳(和食)
-
出産祝膳(和食)
-
常食(お正月)
-
小児科行事食(ハロウィーン)
栄養食事指導
栄養食事指導は、糖尿病や高血圧症等の生活習慣病の他、がんや低栄養など、栄養管理が必要な患者さんに実施します。患者さんの食習慣や嗜好、生活状況を尊重した食事療法の提案を行い、1度きりではなく、必要に応じて継続的なサポートを行っています。なお、患者さんご本人だけでなく、ご自宅で食事管理をされるご家族の方も同席できますので、栄養食事指導(相談)をご希望の際は、担当医または看護師、管理栄養士へお声かけ下さい。
地域医療連携による栄養食事指導
当院で入院・外来診療がない場合でも、かかりつけ医院からの栄養食事指導依頼をお受けしています。
ご希望の際は、かかりつけ医へご相談ください。(完全予約制)
日時 | 月曜日~金曜日(9:00~16:00) ※祝祭日は除く |
---|---|
時間 | 初回:約30分 継続:20〜30分 |
対象 | 糖尿病、脂質異常症、高血圧症、肥満症、心臓病、腎臓病、肝臓病、貧血、低栄養(体重減少)など |
チーム医療
管理栄養士は、NST(栄養サポートチーム)をはじめ、褥瘡ケア、緩和ケアチームに参画しています。
NST(栄養サポートチーム)活動
NST(Nutrition Support Team)は、その名の通り「栄養管理をサポートするチーム」です。入院患者さんの栄養評価を他職種で行い、栄養状態の改善、疾病治療における合併症の予防、QOLの向上を図り、効率よく、質の高い医療の提供を目指すことを目的に活動しています。
【チームメンバー】
医師、看護師、薬剤師、管理栄養士を中心に、リハビリスタッフや臨床検査技師等、栄養管理に関する所定の研修を修了したスタッフにより構成されています。
【当院のNSTについて】
2006年 NST設立
2011年 日本静脈経腸栄養学会 NST認定稼働施設 認定
2021年 日本臨床栄養代謝学会 NST認定稼働施設 更新