診療科・部門紹介
形成外科
概要
形成とは「形づくる、作り直す」という意味で、形成外科とは失われた機能や外貌を修復する診療科です。具体的には体表面の形態や機能の異常を治療する科です。また、「創傷の専門家」としてきず、きず跡、治らないきずをより早く、よりきれいに治す事を得意としています。
以下のような疾患が治療対象となります。
・ 小児の形成外科手術(合多指症、皮膚腫瘍、副耳、耳瘻孔、でべそ、あざなど)
・ 良性・悪性皮膚腫瘍(ほくろ、粉瘤、脂肪腫など)
・ まぶたの手術(眼瞼下垂、さかさ睫毛、眼瞼痙攣、眼瞼腫瘍など)
・ リンパ浮腫
・ 乳房再建
・ きず、きず跡(傷跡・ケロイド、難治性潰瘍、熱傷、褥瘡など)
・ けが(顔面骨骨折、挫創など)
当院周辺地域では形成外科を扱っている医療機関が少ないことからも、当科ではできるだけ幅広く診療を行い、各専門医療施設と連携を取り、地域医療に貢献したいと考えております。
とくに注力している分野は、小児の形成外科手術、顔や鼻の骨折、乳房再建、まぶたの手術、きれいな傷跡(ケロイドなど)、リンパ浮腫です。詳しくは各紹介ページをご覧ください。
また、当科は平成23年4月1日より日本形成外科学会教育関連施設として認定されています。
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スタッフ紹介
職名 | 氏名 | 学位 | 専門医・認定医等 | 専門分野 |
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形成外科部長 | 髙田 圭以子 |
日本形成外科学会専門医・指導医 創傷外科学会専門医 乳房再建エキスパンダー・インプラント責任医師 小児形成外科分野指導医 |
形成外科全般 | |
医師 | 瀬口 範子 | |||
医師(非常勤) | 大原 博敏 |
医学 博士 |
日本形成外科学会専門医 日本形成外科学会小児形成外科分野指導医 |
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医師(非常勤) | 鈴木 悠史 | 日本形成外科学会専門医 | リンパ浮腫 |
外来初診担当医表
完全予約制 ・・・
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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鈴木(悠) (第2.4.5) |
形成一般 (髙田・長島) |
― | 髙田(圭) | 瀬口 |
リンパ浮腫外来 (第1.3) |
シミあざレーザー (第5) |
― | ― | ― |
※ 当院はすべての診療科が予約制の診療となっております。(初診紹介予約制)
※ 当院での診察順は予約の患者さんが優先となっております。予約をしていない場合は、待ち時間でご迷惑をお掛けしますがご了承ください。
※ 来院をされた日に予約をしていない場合は、受診できない場合があります。
また、受診できる場合でもお待ち願う時間が長くなることが予想されますので、あらかじめご了承ください。
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小児の形成外科手術 arrow_forward_ios
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形成外科で主に扱っている疾患は合多指(趾)症、耳介変形、副耳、耳瘻孔、さかさ睫毛 、でべそ、皮膚腫瘍などがあります。
当院は小児医療に注力しており、小さなお子様でも安全に手術を受けることができます。合多指(趾)症
合多指(趾)症とは生まれつき指と指の間がくっついている、指と指の間が浅い、足の指が1本多い、などの先天異常のことです。
一般的な治療法として、くっついている部分を分離し、皮膚が足りないところへ、くるぶしなどから皮膚を採取し移植する、皮膚移植術を行うことが多いです。皮膚移植をする際にはくるぶしの傷は可能な限り小さくなるように努力しています。合趾症手術 術前
合趾症手術 術後
副耳
副耳(ふくじ)とは生まれつき耳の周りに余分な隆起が発生している状態で、丘のように軽く盛り上がっているだけの場合もあれば、角のようにとがっていたり、小さなちょうちんのようになっていたり、かたちは様々です。
発生頻度は1.5%とされ*、ほとんどが機能的な異常はありません。外国ではそのままにする場合もあるようですが、日本では幼少期に切除することがほとんどです。切除方法として、糸で縛る方法もありますが、副耳の内部には軟骨が入っていることが多いので、手術で確実に軟骨を切除することをお勧めします。
手術時期は特に決まっていませんが、子供の記憶に残らないうちに切除することを希望される方が多いです。当院では1歳前後に手術を行っています。
出典:* 一般社団法人 日本形成外科学会 open_in_new副耳 術前
副耳 術後
耳瘻孔
生まれつき耳の周囲に小さな穴が開いて、その下方に管(または袋状)があり、その管の先端は耳介軟骨で終わっているものを言います。これは耳を形成する時の異常により生じたものと言われています。耳の異常の中ではかなり頻度の高い疾患の1つです。
この状態で一生経過することもありますが、この小さい穴から細菌が入って感染を繰り返す場合もあります。一度感染を起こすと、その腫脹したところを切開して膿を出したり、抗生剤を内服するなどの治療が必要になります。慢性化すると耳前部や耳後部に膿瘍(不良肉芽)がみられることがあります。また、耳瘻孔のある方の顔面が感染により腫れたりすることもあります。腫れを繰り返すようなら摘出したほうが良いと思います。臍ヘルニア(臍突出症)
いわゆる「でべそ」といわれているもので、突出している部分の中には腸が入っていることもあります。2-3歳ごろまでは、周囲の筋肉の発達とともに自然治癒する可能性があるので、経過を見ていく必要があります。手術時期は2-3歳以降であれば特に決まっていませんが、当院では集団生活で他人に指摘されやすい小学校前までに行うことをお勧めしています。
臍ヘルニア(臍突出症) 術前
臍ヘルニア(臍突出症) 術後
皮膚腫瘍
お子さんに多い皮膚腫瘍には色素性母斑(ほくろ)、石灰化上皮腫、デルモイドシスト、脂腺母斑、表皮母斑などがあります。
大人になれば日帰りの手術で切除が可能になることも多いのですが、子供のころに手術を終えていれば(特に2,3歳まで)物心がつく頃にはすでに忘れているメリットがあります。
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顔や鼻の骨折 arrow_forward_ios
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顔の骨折
顔の骨が折れると、顔面が変形することがありますが、受傷してからすぐに腫れてしまうため、変形が分かりにくくなります。ものが二重に見える、噛み合わせがおかしくなってしまった、顔の知覚がおかしい、などの症状がでてきたら、骨折している可能性が高いです。折れているかどうかを判断するにはCT検査が必要です。
治療は顔面の創や口の中から骨を整復した後、プレートなどで固定します。顔の骨折の治療は、その適応と方法を、手術すべきか否かも含めて、患者さんの状態や希望に応じて慎重に決めることが大切です。
顔の骨折は必ずしも緊急手術とはなりませんので(1-2週間の余裕はあります)外来で個々の患者さんの条件にあった治療方針を十分に相談いたします。受傷された際には予約外でも可能な限り対応しておりますので、早めにご相談ください。右頬骨骨折 術前
右頬骨骨折 術後
鼻骨骨折の整復
鼻の骨は卵の殻ほどの薄さで、肘や膝が当たっただけで折れてしまいます。
受傷後は腫れてしまって変形がわかりにくく、本当に折れているかどうかは、CT検査など画像検査を受けなければわかりません。
受傷から2週間以内であれば徒手整復と言って、専用器具を鼻の穴の中に挿入して骨を動かす、皮膚などを切らない治療ができます。
当科では治療の際に超音波(エコー)を使用して折れた鼻骨を確認しながら、可能な限り骨を正確に元の位置に戻すようにしています。当院では患者さんへの負担が少ないように、全身麻酔下での施術をおすすめしています。折れてしまったかも、と思われた際は、予約外でも早めにご相談ください。術前
術後
折れて落ち込んだ鼻骨を持ち上げるようにして元の位置に戻している超音波動画所見
※外部サイト(YouTube)にリンクします
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乳房再建 arrow_forward_ios
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乳がんの手術のあとの乳房欠損や変形を可能な限り回復させる手術を”乳房再建”といいます。
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誰のための手術?
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乳がんのため全摘術を受けた、またはこれから受けるすべての方が対象です。手術時期や年齢による制限はありません。以下のような思いをされている方にはお役に立てるかもしれません。ぜひご検討ください。当院では他院で乳がんの治療をされている方、された方も診療しております。
・ 喪失感がある
・ 温泉やお風呂、プールで人の目が気になる
・ 服や下着で困っている
・ 無くなったものは作りたい
・ 乳がんのつらい思い出を変えたい
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健康保険の対象?
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以前は自家組織再建(自分の乳房以外の組織を使う再建法)のみが保険適応でしたが、2012年7月より認定された施設であれば乳房再建用インプラントが保険適応となり、当院も2014年より実施しています。
これがきっかけで、乳房再建が身近なものになり、手術を受けられる患者さんが増えています。 -
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時期について
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一次再建(乳がんの手術と同時に行う再建法)と二次再建に分けられます。二次再建に期限はありません。
当院ではいずれにも対応しておりますが、乳がん治療の見通しがついていることが前提になるので、検討されている方は乳腺外科主治医にまずはご相談ください。乳がんの治療が完全に終了し、通院されていない方は当科までご相談ください。一次再建 二次再建 長所 ・二次再建よりも手術回数が少ない
・乳がんによる乳房の喪失感の軽減・まずは乳がん治療に専念できる
・乳房を再建するか考える時間がある
・再建する施設を選べる短所 ・ 一次再建可能な施設が限られる
(乳腺外科との連携が必要)
・ 乳がん治療と同時に再建の事も
考えなければならない・一次再建よりも手術回数が増える
・乳がんによる乳房の喪失感 -
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方法
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乳房のふくらみをシリコンバッグで再建する方法(インプラント法)と、腹部、背部や臀部の皮膚と脂肪を胸に移動、移植する方法(自家組織移植法)があります。外来でご希望を伺い、ご相談させていただいた上で再建を計画します。
インプラント法は傷が増えない、体への負担が少ない利点があります。当院で再建術を受けられる7~8割の方が選択されます。デメリットとしては、破損や変形により将来的に入れ替えが必要になる可能性、ブレストインプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)というリンパ腫を発症する可能性があるため、最低年1回の画像検査が必要になります。
BIA-ALCLについて:一般社団法人日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 (umin.jp)open_in_newインプラント再建の流れ
出典:E-BeC「乳がん手術後に、もういちど乳房を取り戻す
乳房再建手術Hand Book より」自家組織移植法は自然で温かい乳房を再建でき、メンテナンスがほとんどいらない利点があります。
デメリットとしては手術時間が長く、乳房以外の部位に大きな傷が残るため、インプラント法と比較すると体への負担が大きくなることや入院が長くなること(2~4週)、組織壊死などがあげられます。
穿通枝皮弁法、腹直筋皮弁法、広背筋皮弁法などを行っています。広背筋皮弁法
背中の筋肉と皮膚、脂肪を移動させます。血行が安定しています。あまり大きい乳房の再建には向きません。穿通枝皮弁法
大きな乳房も再建が可能です。腹直筋を温存し、皮膚と脂肪のみを移植するため血管吻合が必要になります。腹直筋皮弁法
おなかの筋肉、皮膚、脂肪を移動させます。穿通枝皮弁法と同じく大きな乳房も再建できます。血行が安定しています。乳房再建を行ったのち、ご希望があれば乳輪(皮弁法、乳頭移植)・乳頭(植皮、タトゥー)の再建を行います。
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受診の流れ
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当院におかかりの方も、他院で治療された方もまずは乳腺外科主治医にご相談ください。診療情報を持参のうえ、ご予約をお願いいたします。
現在乳腺外科に通院されていない方は、お電話で直接ご予約いただくか、お近くのかかりつけ医からの紹介状をご持参の上ご予約いただけるよう、お願いいたします。
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まぶたの手術 arrow_forward_ios
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眼瞼下垂
眼瞼下垂とは上のまぶたが下がってしまい、物が見づらくなってしまう状態です。症状として他に、おでこの筋肉で無理やりまぶたを上げようとするので、頭痛や肩こりを訴えることも多いです。原因の多くはまぶたの皮膚がまつ毛にのっかってしまうほどたるんでしまうことや、まぶたを持ち上げる筋肉が緩んでしまっていることなどです。これらの原因を解消することによってまぶたの位置が高くなり、前述の各症状を改善することができます。
当院では下垂の原因を慎重に見極め、個別の原因に応じた低侵襲手術を行っています。また、手術は日帰りの局所麻酔で行うことができますが、高齢の方の場合は手術後に転倒の可能性や、処置のための通院が大変なことがあるので、当院では短期入院を積極的に勧めています。眼瞼下垂 術前
眼瞼下垂 術後
眼瞼下垂 術前
眼瞼下垂 術後
眼瞼下垂 術前
眼瞼下垂 術後
眼瞼下垂 術前
眼瞼下垂 術後
眼瞼下垂に関する発表
さかさ睫毛(眼瞼内反・外反・乱生)
さかさ睫毛は抜くしかないと思っていませんか?保険診療での手術によって改善が見込めます。
いつも目がごろごろしたり赤かったり、目ヤニが多かったり、まぶしい感じがするなどの症状があります。放っておくと目の表面が傷つき、視力低下を引き起こす原因にもなります。子供では生まれつき睫毛の向きが内反していたり、周りの皮膚にハリがあることが原因です。大人では目まわりのゆるみが原因であることが多いです。反対に、ゆるみが原因でまぶたが外反してしまい、赤い粘膜が外から見えてしまうこともあります。
当院では個別の原因に合わせた手術を行っています。小児のさかさ睫毛にも対応しております。睫毛内反症 術前
睫毛内反症 術後
内反した睫毛が目を傷つけて充血しています。術後睫毛が当たらなくなり、改善がみられました。
まぶたの皮膚腫瘍
目元にできる皮膚腫瘍にはほくろ、黄色腫、霰粒腫、皮膚癌などがあります。目元にできものがあると印象も変わってしまいます。
ひきつれを最小限におさえ、できるだけ自然な印象になるように切除術を行っています。黄色腫
目の周りにできる黄色いできものです。高脂血症が原因になることがあります。術前
術後
霰粒腫
ものもらいです。塗薬や点眼薬で早く治るものもあれば、大きくなり続けて待ってもなくならないものもあります。術前
術後
ほくろ
術前
術後
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きれいな傷跡とテーピング arrow_forward_ios
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きれいな傷跡(ケロイドなど)
手術やケガによる傷跡は誰でも可能な限りきれいに、目立たなくなることを望んでいます。形成外科は顔の手術をする事が多いので、きれいな傷跡にすることを常に心掛けて治療を行っています。
例えば皮膚の縫合では、真皮縫合といって、皮膚の内部で、溶ける糸を使って皮膚をしっかり密着させておくことで、表面を緩めに縫合できます。これによって抜糸後の縫い目のあとが残りにくくなり、本来の傷も細い状態を維持することができます。また、抜糸後はテーピングを積極的に勧めています。これは、テーピングをやらなかった場合に比べ、テーピングを行ったほうが傷跡がきれいになる、ということが分かっているからです。詳細については次の項目で説明します。
傷跡が赤く盛り上がったり(肥厚性瘢痕)、周囲に広がっていったり(ケロイド)した場合の治療も行っています。当院では治療の選択肢の一つとして、シリコンジェルシートや放射線科との協力による電子線照射も行っています。テーピングについて
形成外科手術後は傷をよりきれいに治す目的のひとつとして傷跡にテープを貼ること(テーピング)をお奨めしています。
手術の傷は一般的に1週間から10日ほどで抜糸しますが、その後も傷跡(きずあと)は変化が続きます。最初の1-3ヶ月間は傷の中の細胞がもっとしっかり傷をくっつけようと活動が活発になるため、傷跡は段々赤くなります(傷の増殖期)。その後は徐々に活動が沈静化し、赤い色も薄くなっていきます(傷の成熟期)。傷の活動が活発な時期に、引っ張られたり(緊張)、日焼けをしたり(紫外線)、乾燥などの刺激が加わると、傷の中の細胞が過剰に反応してしまい、傷跡が太くなったり、赤く盛り上がったり、色素沈着が発生します。
形成外科ではこうした刺激を避けるためにテープを張っておくことを勧めています。したがって、テープを貼る目的は、
安静:傷が引っ張られ、傷跡の幅が広がることを防ぎます。
遮光:紫外線による刺激・色素沈着を予防します。
保湿:乾燥による皮膚防御機能の低下を予防します。
となります。【方法】(写真参照)
貼り方は、長さ3cm程度にテープを切って、傷の方向と直角に貼ります。このとき傷跡が広がらないように傷を若干寄せながら貼ることが肝要です。
テープは毎日交換しなくともよく(頻回に剥がすとかえって皮膚表面が剥離して皮膚かぶれなどの原因となります)貼ったままで入浴し、テープの端(はじ)がめくれてきたら交換(大体2-3日おき)して下さい。通気性がある皮膚に優しいテープを使用しますが、それでもかゆくなったり、かぶれたりすることがありますので、そのような場合は中止してください。
また、傷の部位が顔面で、パーティーや写真撮影などイベントのためテープが貼れない場合は一時的に貼らなくても構いません。日差しが強い場合は日焼け止めを使用してください。①この傷にテーピング行います。
②まず傷の片側にテープを貼ります。
③軽くテープを引っ張って、傷の
反対側までテープを貼ります。④テープを1枚貼り終わった状態。
⑤同じようにテープを貼り、傷の
全長を覆って終了です。注意:皮膚にしわができるほど
テープを引っ張らないでください。【期間】
傷跡は安定するのに半年から1年かかるといわれていますが、先にご説明した傷の増殖期(細胞がもっとしっかり傷をくっつけようと活動する時期)となる最初の1-3ヶ月間はテーピングを続けることをお勧めしています。-
【テープの種類】
・ 和紙絆(和紙様の通気性のよい絆創膏)
・ マイクロポアメディカル(住友スリーエム社)
・ 優肌絆(日東メディカル社)
・ トランスペアレントフィルム(透明なフィルム状のシール)
などがありますが、当院ではマイクロポアを使用しており、当院1階売店で購入できます。
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リンパ浮腫 arrow_forward_ios
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リンパ液の流れがせきとめられている状態をリンパ浮腫といいます。症状としてはむくみやだるさ・重さ、皮膚が硬くなったり、張ったり、蜂窩織炎を起こしやすくなったりします。
当院では乳がんや婦人科腫瘍の治療のためにリンパ節郭清や放射線療法を行った方を中心にリハビリテーション科と協力の下、手術(リンパ管静脈吻合)を行っております。
リンパ浮腫の標準治療は複合療法(スキンケア、リンパドレナージ、圧迫療法、運動療法など)によりリンパ排液ですが、手術によって近くの静脈へ新たな流路をつくってあげることで、複合療法がより効果的なものになります。詳細:浮腫|その他|形成外科で扱う疾患|一般の方へ|一般社団法人 日本形成外科学会 (jsprs.or.jp)open_in_new
リンパ管の状態によって手術の効果は異なります。リンパシンチグラフィやリンパ管造影にてまずは評価を行い、診療を行っております。
術前
術後
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しみ・あざ・レーザー相談外来 arrow_forward_ios
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気になりませんか?顔のしみ、あざ、ほくろなど。
生まれつきのあざや蒙古斑などに有効なQスイッチルビーレーザーと、ほくろやいぼを簡単に切除することができる炭酸ガスレーザーが当院で導入されました。これらの医療機器で年齢とともにでてきたしみ、そばかすなども治療することができます。当科では「しみ・あざ・レーザー相談外来」を開設し、診察と治療を行っております。また、小児の場合、疼痛を軽減するために全身麻酔でのレーザー治療にも対応しています。症状によって保険適応になる場合と自費診療になる場合があります。
お悩みの方は是非一度ご相談ください。
太田母斑
治療前
治療後
老人性色素斑
治療前
治療後
ほくろ
治療前
治療後
眼瞼黄色腫
治療前
治療後
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参考ホームページ arrow_forward_ios