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血液検査の解説ガイド
当院の基準範囲は、日本臨床検査標準協議会(JCCLS)が提唱する「共用基準範囲」や、各学会のガイドライン等に基づく「臨床判断値」を採用しており、多くの医療機関と共通の尺度で評価いただける体制を整えております。検査結果の解釈や判断について不明な点がございましたら、主治医へご相談ください。
生化学的検査:血液中の様々な成分(タンパク質、酵素、脂質、糖、電解質など)を化学的に分析することで、体の臓器の働きや栄養状態、代謝の状態を総合的に把握するための検査です。
| 表示名称 | 項目名称 | 基準範囲 | 解説 |
|---|---|---|---|
| TP | 総蛋白 | 6.6~8.1 | 血液中のタンパク質の総量を測る検査です。この値が低いと、栄養状態が悪化している、肝臓でタンパク質を作る力が低下している、あるいは腎臓から漏れ出ている可能性などが示されます。 |
| ALB | アルブミン | 4.1~5.1 | 血液中のタンパク質の約半分を占め、主に肝臓で作られます。栄養状態、肝機能、むくみの有無などを評価する重要な指標です。 |
| A/G比 | アルブミン・グロブリン比 | 1.32~2.23 | 血液中の二つの主要なタンパク質(アルブミンとグロブリン)のバランスを示す指標です。肝臓や腎臓の病気、免疫の状態をみるのに役立ちます。 |
| TB | 総ビリルビン | 0.4~1.5 | 古くなった赤血球から出る黄色い色素の総量です。この値が高いと、肝臓や胆道に異常があり、黄疸が出ている可能性などを示します。 |
| DB | 直接ビリルビン | 0~0.4 | 肝臓で処理されたビリルビンの量です。主に胆管が詰まっていることによる異常(閉塞性黄疸)をみる指標です。 |
| AST | AST(GOT) | 13~30 | 主に肝臓の細胞に含まれる酵素です。この酵素が血液中で増えると、肝臓の細胞が壊れている(肝炎など)可能性を示します。 |
| ALT | ALT(GPT) | 10~42 | ASTと同じく肝臓に多く存在する酵素で、特に肝臓の炎症や障害をみるのに重要な指標です。 |
| ALP | アルカリフォスファターゼ | 38~113 | 肝臓、胆道、骨などに存在する酵素です。主に胆道が詰まっていないかや、骨の代謝に異常がないかをみる指標です。 |
| LD | LDH | 124~222 | 体中の多くの臓器(肝臓、心臓、筋肉、血液など)に含まれる酵素です。この値が高いと、いずれかの細胞に障害が起きていることを示します。 |
| ChE | コリンエステラーゼ | 240~486 | 主に肝臓で作られる酵素で、肝臓の合成能力や、栄養状態を見る指標です。 |
| γ-GT | ガンマ・ジーティー | M 13~64 F 9~32 |
肝臓や胆道の細胞にある酵素で、アルコールの影響や胆道の異常をみるのに特に役立つ指標です。 |
| NH3 | アンモニア | 12~66 | タンパク質の分解で生じる物質で、通常は肝臓で無害化されます。値が高いと、肝臓の機能が低下している可能性を示します。 |
| CK | クレアチンキナーゼ | M 59~248 F 41~153 |
骨格筋や心筋に多く存在する酵素です。この値が高いと、これらの筋肉の細胞に障害が起きている可能性を示します。 |
| CK-MB | CK-MB | 4~21 | CKの中でも心筋に特異的に多く存在するタイプです。この値が高いと、心筋梗塞などの心臓の筋肉の障害が強く疑われます。 |
| AMY | アミラーゼ | 44~132 | 膵臓や唾液腺で作られる消化酵素です。この値が高いと、膵炎などの膵臓の病気が強く疑われます。 |
| P-AMY | 膵アミラーゼ | 17~50 | 膵臓で作られる消化酵素です。この値が高いと、膵炎などの膵臓の病気が強く疑われます。 |
| TG | 中性脂肪 | 40~234 | エネルギー源となる脂肪です。増えすぎると動脈硬化のリスクとなるほか、非常に高くなると急性膵炎の原因になることがあります。 |
| TC | 総コレステロール | 142~248 | 血液中のすべてのコレステロールの総量です。脂質異常症や動脈硬化のリスクを評価する基本的な指標です。 |
| HDL-C | HDLコレステロール | M 38~90 F 48~103 |
「善玉」コレステロールと呼ばれます。動脈硬化の原因となるコレステロールを回収する役割があり、値が高い方が望ましいとされています。 |
| LDL-C | LDLコレステロール | 65~163 | 「悪玉」コレステロールと呼ばれます。値が高いと血管の壁に溜まりやすく、動脈硬化を引き起こす主要な要因となります。 |
| non HDL-C | Non-HDLコレステロール | 100~169 | 総コレステロールからHDL-Cを引いた値です。LDL以外の悪玉成分も含めた、より包括的な動脈硬化のリスクを評価できます。 |
| eGFR | eGFR (推算糸球体ろ過量) | 腎臓の働き(老廃物をろ過する能力)を推定する指標です。値が低いと腎機能が低下していることを示します。 | |
| UA | 尿酸 | M 3.7~7.8 F 2.6~5.5 |
プリン体という物質から作られる老廃物です。血液中の値が高い状態が続くと、痛風や腎障害の原因になります。 |
| UN | 尿素窒素 | 8~20 | タンパク質が分解されてできる老廃物で、主に腎臓が老廃物を適切に排出できているかという機能をみる指標です。 |
| CRE | クレアチニン | M 0.65~1.07 F 0.46~0.79 |
筋肉の活動によって作られる老廃物で、腎臓の働き(特にろ過能力)をみるために最も重要な指標の一つです。 |
| Na | ナトリウム | 138~145 | 体内の水分バランスや血圧の調整、神経や筋肉の機能を保つために重要な電解質です。 |
| K | カリウム | 3.6~4.8 | 心臓や筋肉の動き、細胞の機能を保つために重要な電解質です。腎機能の異常で変動することがあります。 |
| Cl | クロール | 101~108 | 主に血液中に存在する電解質で、体液の浸透圧の調整や酸塩基平衡を保つ役割をしています。 |
| Mg | マグネシウム | 1.7~2.6 | 多くの酵素の働きを助け、心臓の機能や骨の健康にも関わる重要なミネラルです。 |
| Ca | カルシウム | 8.8~10.1 | 骨や歯の主要な成分であるほか、神経・筋肉の働き、血液凝固などにも欠かせないミネラルです。 |
| IP | 無機リン | 2.7~4.6 | 骨の成分や、エネルギー代謝に重要なミネラルで、カルシウムと密接に関係しています。 |
| Fe | 鉄 | 40~188 | 赤血球の中のヘモグロビンの材料となり、全身に酸素を運ぶ役割を担う重要なミネラルです。 |
| UIBC | 不飽和鉄結合能 | 120~330 | 鉄を運ぶタンパク質のうち、まだ鉄と結合できる余裕がある量を示します。鉄欠乏の有無の指標です。 |
| TIBC | 総鉄結合能 | 250~460 | 血液中の鉄を運ぶタンパク質の総量を示す指標で、鉄欠乏性貧血の診断に用いられます。 |
| TSAT | トランスフェリン飽和度 | 20%以上 | TIBCのうち、実際に鉄が結合している割合で、体内の鉄が不足していないかをみる指標です。 |
| フェリチン | フェリチン | M 21~282 F 5~157 |
体内に貯蔵されている鉄の量を示す指標で、貯蔵鉄が不足しているかどうかを診断するのに役立ちます。 |
| GLU | グルコース(血糖) | 73~109 | 血液中のブドウ糖の量、つまり血糖値です。主に糖尿病の診断と治療に用いられる基本的な指標です。 |
| HbA1c | HbA1c | 4.9~6 | 採血時から過去1〜2ヶ月の平均的な血糖コントロール状態を示す指標です。糖尿病の管理に欠かせません。 |
| CRP | C反応性蛋白 | 0~0.14 | 体内で炎症や組織の破壊が起こっているときに急増するタンパク質です。感染症やリウマチなどの炎症性疾患をみる指標です。 |
血液学的検査:血液中の細胞成分(赤血球、白血球、血小板)の数や形、および血液が固まる能力(凝固能)に異常がないかを調べます。
| 表示名称 | 項目名称 | 基準範囲 | 解説 |
|---|---|---|---|
| CBC | 全血球算定 | 赤血球、白血球、血小板などの血液の基本的な細胞を総合的にみる検査で、貧血や炎症、出血傾向などの有無を調べます。 | |
| WBC | 白血球数 | 3.3~8.6 | 体内に侵入した細菌やウイルスと戦う細胞の数です。増加は感染症や炎症を、減少は免疫機能の低下などを疑います。 |
| RBC | 赤血球数 | M 4.35~5.55 F 3.86~4.92 |
全身に酸素を運ぶ役割を持つ細胞の数です。この数が少ないと、貧血の可能性を示します。 |
| Hb | ヘモグロビン量 | M 13.7~16.8 F 11.6~14.8 |
赤血球に含まれ、酸素を運ぶ色素の量です。貧血の診断と重症度をみる最も重要な指標です。 |
| Ht | ヘマトクリット値 | M 40.7~50.1 F 35.1~44.4 |
血液全体に占める赤血球の容積の割合です。貧血や脱水などの指標になります。 |
| MCV | 平均赤血球容積 | 83.6~98.2 | 赤血球一つあたりの大きさを示します。貧血の種類(例:鉄欠乏性貧血など)を分類するのに役立ちます。 |
| MCH | 平均赤血球ヘモグロビン量 | 27.5~33.2 | 赤血球一つに含まれるヘモグビンの量を示します。貧血の分類に役立ちます。 |
| MCHC | 平均赤血球ヘモグロビン濃度 | 31.7~35.3 | 赤血球の容積に対してヘモグロビンがどれだけ詰まっているかを示します。貧血の分類に役立ちます。 |
| PLT | 血小板数 | 158~348 | 出血したときに血液を固めて止める役割を持つ細胞の数です。出血傾向や血栓ができやすいかをみます。 |
| RET | 網状赤血球数 | 0.1~2.6 | 新しく作られたばかりの若い赤血球の数です。骨髄での赤血球の産生能力をみる指標です。 |
| PT(時間) | プロトロンビン時間(秒) | 10~13 | 血液が固まるまでにかかる時間を示します。主に肝臓の機能や抗凝固薬の効果をみる指標です。 |
| PT(%) | プロトロンビン時間(活性値) | 80~120 | PTの血液が固まる能力(活性)を%で示します。 |
| PT(INR) | プロトロンビン時間(INR) | 0.9~1.13 | 抗凝固薬を使用している患者さんの薬の効き具合を世界共通の指標(国際標準化比)でみるために使われます。 |
| APTT | 活性化部分トロンボプラスチン時間 | 26~38 | 血液が固まるための経路の異常をみる指標で、肝臓の病気や先天的な凝固異常を疑う際に使われます。 |
| Fib | フィブリノゲン | 170~410 | 血液を固めるために重要なタンパク質です。出血傾向や血栓のリスク、炎症の有無をみます。 |
| Dダイマー | Dダイマー | 1.0以下 | 体内でできた血の塊(血栓)が溶かされているときにできる分解産物です。血栓症(例:肺塞栓症)を疑う指標です。 |
| FDP | フィブリン・フィブリノゲン分解産物 | 5.0以下 | 血液が固まる過程で生じる物質で、血液が溶けている(線溶)状態かどうかをみる指標です。 |
| AT3 | アンチトロンビンIII | 75~125 | 血液が固まるのを抑える(抗凝固作用)働きを持つタンパク質です。血栓ができやすい体質かどうかをみます。 |
| 赤沈 | 赤血球沈降速度 | 1hr M 2~10 1hr F 3~15 |
採血した血液中の赤血球が沈む速さをみる検査です。炎症や組織の破壊の有無を間接的に示します。 |
| BT | 出血時間 | 1~3 | 皮膚を少し傷つけてから出血が止まるまでにかかる時間を測ります。主に血小板の機能や血管の壁に異常がないかをみる指標です。 |
一般検査:腎臓(尿蛋白・尿糖)、膀胱・尿路(潜血・炎症)、そして消化管(便潜血など)といった、体内の各臓器の異常や病気のサインを手軽に、いち早く見つけるための重要な検査です。
| 表示名称 | 項目名称 | 基準範囲 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 尿蛋白定量-尿 | 尿蛋白定量 | 尿中のタンパク質の正確な量を測る検査です。腎機能障害の重症度や経過をみるために使われます。 | |
| 尿蛋白 | 尿蛋白定性 | (-) | 尿中にタンパク質が混じっているかどうかを調べます。陽性の場合、腎臓のろ過機能の異常などを示します。 |
| 尿糖定量-尿 | 尿糖定量 | 尿中のブドウ糖の正確な量を測ります。主に糖尿病の血糖コントロールの状態や、腎臓の異常をみるために使われます。 | |
| 尿糖 | 尿糖定性 | (-) | 尿中にブドウ糖が混じっているかどうかを調べます。主に糖尿病の血糖コントロールの状態や、腎臓の異常をみるために使われます。 |
| URO | ウロビリノーゲン定性 | (+/-) | 尿中にウロビリノーゲンがあるかを調べます。肝臓の働きや、赤血球の異常な破壊(溶血)の有無をみる指標です。 |
| ビリルビン | ビリルビン定性 | (-) | 尿中にビリルビンがあるかを調べます。陽性の場合、肝臓や胆道の通り道に異常がある可能性を示します。 |
| pH | 水素イオン指数(pH) | 4.8~7.5 | 尿が酸性かアルカリ性かを示します。尿路結石や腎臓の病気、代謝の異常などをみる指標となります。 |
| 比重-尿 | 尿比重 | 1.008~1.034 | 腎臓が体内の水分バランスを保ち、尿を濃縮・希釈する能力に異常がないかをみる指標です。 |
| ケトン定性 | ケトン体定性 | (-) | 尿中にケトン体(脂肪が燃やされたときに出る物質)があるかを調べます。糖尿病のコントロール不良や絶食状態をみる指標です。 |
| 尿潜血 | 尿潜血定性 | (-) | 尿中に目に見えない少量の血液が混じっていないかを調べます。尿路のどこかに炎症や出血がないかをみる指標です。 |
| 亜硝酸塩/定性 | 亜硝酸塩定性 | (-) | 細菌が尿中の成分を分解して生成する亜硝酸塩があるかを調べます。陽性の場合、尿路感染症が強く疑われます。 |
| 沈渣 | 尿沈渣 | 尿を遠心し、赤血球、白血球、細胞などを顕微鏡で直接観察します。腎臓や尿路の病変の有無や程度を最も詳しく調べます。 | |
| 便潜血 | 便潜血 | (-) | 便の中の血液成分(主にヒトヘモグロビン)を検出する検査です。 肉眼では見えない微量の出血=「潜血」を調べるため、定期的な大腸がん検診の一つとして広く使われています。 |
| HCG定性 | ヒト絨毛性ゴナドトロピン定性 | (-) | 尿中にhCGというホルモンがあるかを調べます。妊娠の有無をみる検査です。 |
その他検査:アレルギー、感染症、腫瘍マーカー、甲状腺機能等を調べる検査です。
感染症
| 表示名称 | 項目名称 | 基準範囲 | 解説 |
|---|---|---|---|
| HBs抗原 | B型肝炎ウイルス表面抗原 | (-) | B型肝炎ウイルスに現在感染しているかどうかを調べます。 |
| HCV抗体 | C型肝炎ウイルス抗体 | (-) | C型肝炎ウイルスに過去または現在感染しているかどうかを調べます。 |
| RPR | 梅毒定性検査(RPR) | (-) | 梅毒の可能性をみるためのスクリーニング検査です。 |
| TP抗体 | 梅毒定性検査(TP抗体) | (-) | 梅毒に感染したことがあるかどうかを調べます。(治癒後も陽性が続くことがあります。) |
| β-Dグルカン | β-Dグルカン | 11.0未満 | 真菌(カビ)の細胞壁の成分です。真菌感染症(カビによる感染症)がないかをみる指標です。 |
心機能
| 表示名称 | 項目名称 | 基準範囲 | 解説 |
|---|---|---|---|
| NT-proBNP | ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント | 12.5未満 | 主に心臓の負荷の状態をみるホルモンです。心不全の診断や重症度、経過の観察に役立ちます。 |
| BNP | ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド | 18.4以下 | 心臓の負荷がかかったときに分泌されるホルモンです。心不全の診断や重症度をみるために使われます。 |
| トロポニンI | トロポニンI | 26.2未満 | 心筋の細胞が壊れたときに血液中に増えるタンパク質です。心筋梗塞などの心臓の損傷を診断する非常に重要な指標です。 |
腫瘍マーカー
| 表示名称 | 項目名称 | 基準範囲 | 解説 |
|---|---|---|---|
| HCG | 血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン定量 | 0~5 | 主に妊娠したときに増えるホルモンです。また、一部の腫瘍マーカーとしても使われます。 |
| AFP | α-フェトプロテイン | 10以下 | 主に肝細胞がんの診断や経過観察に用いられる腫瘍マーカーです。(妊娠時や肝炎でも上昇します。) |
| CEA | 癌胎児性抗原 | 5.0以下 | 大腸がんや胃がん、肺がんなど、様々ながんで上昇する可能性のある腫瘍マーカーです。 |
| CA19-9 | 糖鎖抗原19-9 | 37以下 | 主に膵臓がんや胆道がんの診断や経過観察に用いられる腫瘍マーカーです。 |
| PSA | 前立腺特異抗原 | 4.00以下 | 前立腺の細胞から作られるタンパク質です。主に前立腺がんの診断と経過観察に用いられる重要な腫瘍マーカーです。 |
| CA125 | CA125 | 35.0以下 | 主に卵巣がんの診断や経過観察に用いられる腫瘍マーカーです。(子宮内膜症など良性疾患でも上昇することがあります。) |
| CA15-3 | CA15-3 | 31.3以下 | 主に乳がんの治療効果や経過観察に用いられる腫瘍マーカーです。 |
甲状腺
| 表示名称 | 項目名称 | 基準範囲 | 解説 |
|---|---|---|---|
| TSH | 甲状腺刺激ホルモン | 0.61~4.23 | 脳の下垂体から分泌され、甲状腺の働きをコントロールしているホルモンです。 |
| FT3 | 遊離トリヨードサイロニン | 1.68~3.67 | 甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン(T3)のうち、実際に作用している量を示す指標です。 |
| FT4 | 遊離サイロキシン | 0.7~1.48 | 甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン(T4)のうち、実際に作用している量を示す指標です。 |
| PCT | プロカルシトニン | 0.05以下 | 細菌による重い感染症や敗血症の疑いがないかをみる指標です。ウイルス感染ではあまり上昇しません。 |
血中薬物濃度
| 表示名称 | 項目名称 | 基準範囲 | 解説 |
|---|---|---|---|
| ジゴキシン | ジゴキシン(血中薬物濃度) | 0.5~0.9 | 心不全や不整脈の治療に使われる薬の血液中の濃度です。薬の効き目と副作用のバランスが取れているかを確認します。 |
| テオフィリン | テオフィリン(血中薬物濃度) | 10~20 | ぜんそくなどの呼吸器の病気の治療に使われる薬の血液中の濃度です。薬の効果と副作用(吐き気、動悸など)のバランスをみます。 |
| バンコマイシン | バンコマイシン(血中薬物濃度) | 5.0以上 | 重い細菌感染症の治療に使われる抗生物質の血液中の濃度です。効果と副作用(腎臓への影響など)を避けるために測定します。 |
| タクロリムス | タクロリムス(血中薬物濃度) | 臓器移植後の拒絶反応を防ぐために使われる薬の血液中の濃度です。拒絶反応を防ぎつつ、副作用を最小限にするために重要です。 | |
| シクロスポリン | シクロスポリン(血中薬物濃度) | 臓器移植後の拒絶反応を防ぐためや、自己免疫疾患の治療に使われる薬の血液中の濃度です。薬の量が適切かを確認するために測定します。 |
