
小児科(専修医研修プログラム)
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小児科・小児外科
専修医研修(後期研修医)プログラム
責任者 小児・周産期センター部長 上牧 勇 (慶應大学客員講師)
目的:子どもたちに親切で優しい、そして最新の医療を、安心して提供できるようにするため、一般臨床と救急外来の現場を中心に、小児疾患全般にわたって経験し、臨床・研究にバランスのとれた小児科医としての知識、技能、態度を習得する。
1 期間
期間は3年間
2 研修方法
1年目:入院患者を受け持ち、病棟中心に研修を行い、一般的な処置の技術を身につける。研修開始時は指導医とともに治療計画の立案、家族・本人への説明を行う。1年終了時には一般的な疾患(肺炎、急性胃腸炎、川崎病など)については専修医が治療計画の立案、説明までをできるようにする。産科病棟に入院中の正常新生児の退院診察を指導医の指導のもとで行い、正常新生児についての理解を深める。外来での研修は予防接種外来、乳児健診、退院後の患者のフォローアップなどを指導医とともに行う。数か月間は救急外来を指導医とともに担当し、以後必要に応じて指導医とともに診療にあたる。
2年目:病棟では、一般的な疾患については専修医自らが治療、説明を行い、指導医のチェックを受ける。重症な疾患、稀な疾患についても指導医とともに治療計画の立案、家族本人への説明を行う。入院した新生児を担当する。外来での研修は、一般外来を指導医とともに担当する。専門外来での研修を開始する。救急外来を担当し、必要に応じて指導医とともに診療を行う。
3年目:病棟ではチームのリーダーとして診療にあたり、後輩の指導に当たる。外来では、退院後の患者の長期にわたるフォローアップを行う。一般外来を週2回、救急外来を週に1回程度担当する。小児科のsubspecialtyを決め、必要があれば慶應義塾大学病院などの高度専門医療機関において3か月程度の長期研修を行う。
全研修期間を通して以下の事項を実施する。
- 指導医による入院患者の毎日の回診及び重要な症例についてのカンファレンス
- 指導医による外来患者についてのカンファレンス
- 指導医による診療録やその他の医療記録のチェック
- 専修医によるカンファレンスでの受け持ち患者のプレゼンテーション
- 専修医による小児科地方会などの小児科関連学会においての発表
- 発表後は論文にまとめ医学雑誌への投稿
当院小児科の見学について
応募される方は必ず前もって見学されるようお願いします。見学は随時受け付けております。見学の日程につきましては下記までご連絡ください。その他ご質問、ご連絡は以下のメールアドレスにお願いいたします。
ikami@wakho.hosp.go.jp(上牧勇 かみまきいさむ)